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調教時計の見方とその評価の基準

前回の記事では調教の具体的な内容について見てきたが、今回はその調教をどのくらいの速さで行ったかが分かる調教時計について見ていきたいと思う。最終追い切りの調教時計のデータはレース直前の馬の状態を推測するのに欠かせないデータなので、データの見方を理解しておこう。


調教欄の数字を確認する


競馬新聞などの調教欄ではかなり省略した形で掲載していることが多いので、まずはどんなことが書かれているかを確認したいと思う。

第51回宝塚記念のブエナビスタの調教欄の数字からは次のようなことが分かる。レース直前の追い切りは栗東トレセンのCWコースで行われ、馬場状態は重、馬場の6分どころを6ハロンから83秒2で走り、古馬オープン馬を追走し、ゴールでは頭差で先着した。ということを調教欄から確認することができる。

調教時計の見方


・全体時計を見る
まずは全体時計に注目したい。6ハロンで時計をとる最低ラインは90秒なのだが、実際はこれでは遅すぎる。早ければいいというものでもないが、時計がかかるダートでも5ハロン69秒が平均ラインで65秒以下ならかなり速いと言える。

・重要なのは上がり時計
調教はゴール前に重点を置いて走らせることが多いため、上がり3ハロンと1ハロン時計に注目したい。追い出した時に馬がどのように反応したのかが調教欄の数字に表れるからだ。



調教時計を評価する


・全体時計が速い
馬の調子が良ければ、自然と速い時計が出ることが多いため、全体時計が速い場合は調子は悪くないと見て良いだろう。

・全体時計も上がり時計も速い
この場合は文句なく評価できるだろう。体調も良く、ゴール前での動きも良かったということだ。

・全体時計は速いが上がりが遅い
前半を速いペースで走ったため上がりで時間がかかったと推測できるので、評価できるだろう。しかし、いつもの調教では徐々にペースを上げ、速い上がりをマークしている馬であれば注意が必要だ。もし、前半で引っかかっている場合は精神面に不安が見られ、いつもと違う動きをしている場合は注意が必要となるのだ。

・一番時計
その日、あるいはその週の調教時計の中で最も速い時計のこと。一番時計が必ずレースの好走に繋がるわけではないが、体調も良く気力が充実している証拠となるので、最速時計はそれなりに評価できるだろう。

・新馬の調教時計
デビュー戦を控えた新馬の場合は本馬場で追い切ることがある。この場合は5ハロンを60秒を切れば、かなりの能力の持ち主だと言えるだろう。また、この時期は沢山の調教をこなしている方が良く、その場合しっかりと身体を作り、無理なく時計を出していると判断できるからだ。


時計以外も確認する


・通過位置
調教時計ではコースの内を走ったのか外を走ったのかで評価が変わる。紙面では①~⑨の数字で表してあり、数字が大きい方が外を回ったということになる。外側を走った方が時計がかかるので、同じ時計の場合はコースの外側を走った時計の方が価値があると言える

・馬場状態
調教欄からは使用したコースの状態も分かる。表示の方法はレースと同じで、良・稍重・重・不良の4つだ。ウッドチップだと稍重で少し速くなるが、重馬場だと時計がかかるようになり、調教時計に違いが出てくるので、馬場状態も考慮したい項目だろう。


今回は調教時計に焦点を当てて説明してきた。この調教時計を見ることで馬の調子や持っている能力がどれほどのものかが分かるため、レース予想の際にはこのような項目にも目を通しておきたい。

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