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競馬勝馬予想ブログ 的中一徹!競馬の勝馬を様々なデータを集めて予想します。 いろんな競馬予想サイトのデータや買い目を参考にして、勝馬を的中させてみせます。PAGE | 1 2 3 4 5 6 7 8 | ADMIN | WRITE 2012.10.19 Fri 12:35:24 着順を着差で評価するための知識と方法前回は着順の正しい捉え方について書いており、着順はあくまで客観的に見るように説明したが、今回は着順を評価するための着差に照準を合わせて行きたいと思う。
着差とは何か?着差が何かは既にご存知の方も多いとは思うが簡単に説明しておこう。着差とは単純に1着の馬から何秒、何馬身遅れてゴールしたかを示したもので、1着の場合は2着との差が示してある。 例え負けてしまったとしても、格上の馬に少しの着差であった場合などプラスの評価が出来る場合があるので、正しく着順を評価するための知識として活用することが出来るのだ。 時計差と馬身差を知る着差は2通りの表示の仕方があり、時計差の場合と馬身差の場合とがある。0.5秒差と聞くとほとんど1着との差はないように感じるかもしれないが、馬身で表すと3馬身差も開いていることになる。基準としては1秒につき6馬身であることを覚えておこう。 <時計差と馬身差の比較> ・ハナ差 : 0秒 ・アタマ差 : 0秒 ・1/2馬身差 : 0.1秒~0.2秒 ・1馬身差 : 0.2秒 ・2馬身差 : 0.3秒 ・3馬身差 : 0.5秒 ・4馬身差 : 0.6秒~0.7秒 ・5馬身差 : 0.8秒~0.9秒 ・6馬身差 : 0.9秒~1秒差 前走の着差の捉え方・惜敗はクビ差まで レースの展開やペースにも影響されるが、惜敗と言えるのはクビ差まで。次走が同じような条件で同じようなメンバーであれば、好走の期待が出来ると言えるだろう。 1馬身差は敗因を追求 1馬身差まではかろうじて惜しいと言える差でだろう。馬場が悪かった、休養明けだった、レース中に不利を受けていた、距離が適正ではなかったなど、敗因が明確なのであれば狙ってみる価値はあるかもしれない。原因が解消され、条件が揃えば好走する可能性はある。 ・2秒以上は対象外 前走の負けに何らかの敗因があった場合、敗因が取り除かれれば好走する可能性はあるのだが、大差で負けてしまっている場合は次走の検討からは外した方が賢明かもしれない。例外はつきものだが、どんな不利があったにせよ、2秒以上の負けは完全なる能力の差かもしれない。 着差で着順を評価する着差は着順を評価するものさしのようなものだ。着差に注目すると、着順が悪くても着差が小さければ評価できる場合も出てくる。たとえば、0.5秒離された2着よりも、0.1秒離された4着の方が評価されることもあるのだ。もちろん、レースのペースや展開にもよるのだが。 今回は着差によって着順を評価することを説明してきたが、このことは着順のデータに惑わされないためにも重要な考え方なので、今後は着差にも注目してデータを分析していって欲しい。 PR 2012.10.18 Thu 11:52:14 着順の正しい捉え方とそこから分かること前回までレースの予想とはあまり関係のないテーマを何回か書いたが、今回はレース予想には重要なファクターである着順にスポットを当てて行きたいと思う。
着順だけを見ない着順とは馬がゴールした順位であり、近走成績のなかでも大きく目立つように記載されていることが多い。1着が多い馬、連対が多い馬は能力が高いといえるが、着順がその馬の能力や調子を端的に示しているとは言え、それだけで馬を評価することは大いに危険であることを知っておいて欲しい。 着順は客観的な実績として捉える着順は近走成績のかなでも最初に注目すべきデータであり、その価値は数字だけでは判断できず、着差・走破時計・ペース・位置取りなどの要素を加味しなければならない。そのため、場合によっては1着の馬よりも負けた馬を評価することがあるが、1着は1着であるので客観的な実績として着順を捉えるようにしよう。 上がり馬には要注目急激に力をつけてきて下級条件から短期間に昇級していく馬を「上がり馬」というが、この馬には勢いが感じられ、上昇気運にあるので注目しておく必要がある。もちろん、上級条件でその力が通用するかどうかは検討しなければならないが。 特に夏季開催のレースで力をつけ上級クラスに昇格し、秋のG1戦で活躍する馬のことを「夏の上がり馬」という。オウケンブルースリはデビューから184日目で2008年の菊花賞を制し、夏の上がり馬の典型と言える馬だ。 逆を言えば、惜敗が続いている馬は勝つための何かが足りないという見方もできるため、その馬が好走する条件を検討することも重要だ。 着順の内容を検討する近走成績で好走したり大敗したりと着順が不安定な馬がいるとする。1着を取っていれば、その馬は能力があるということになるが、弱点もあるということになる。そのため、1着になった時はどのような条件であったか、また大敗したときはどのような要因があったかを検討することで、その着順の価値を見出すことができる。 昇級初戦の勝利は高評価下級条件から昇級し上のクラスで戦う初戦は、周りの出走馬のレベルが一気に上るため、ほとんどの馬にとっては大きな試練と言え、そこで勝つことは困難を要する。したがって、昇給初戦で勝ち上がった馬はその能力を高く評価することができる。 もし、1着になれなかったとしても5着以内に入るか、着差が1秒以内の場合であれば、その馬はそのクラスでも通用する可能性があると考えてよいだろう。 今回は着順に注目してきたが、要するに、近走成績の着順が悪いからこの馬は消しと安易に判断するのではなく、なぜその着順になったかを考える癖を付けて欲しいということである。この作業を繰り返して行くうちに、あなたの競走馬を見極める力は知らぬ間に上がっていることだろう。 2012.10.17 Wed 15:25:49 若駒と高齢馬の年齢による能力差今回は馬齢(馬の年齢のこと)とその能力の関係について書いて行きたいと思う。この馬齢と能力については、レースを予想する上で知っておいて損はないだろう。
年齢や世代と能力との関係競走馬は2歳からレースに出走することができるが、まだ年齢が若いころ、2歳~3歳までは年齢による能力差が大き過ぎるため、3歳の夏ころまでには同世代のみでレースを行なっている。これまでは7、8歳の高齢馬は運動能力のピークを過ぎるケースが多かっが、現在では調教技術や医療技術の進歩もあり、馬の競走生命が伸びる傾向にある。 世代間の差3歳と4歳の混合戦の場合、当初は4歳以上が優勢なのが普通なのだが、短距離戦となると負担重量の軽い3歳馬で勝負になる。そこで一つポイントだが、夏のローカル開催時に3歳馬が多く勝つようだと、その世代はレベルが高いと考えて良いだろう。 世代による不振競走馬には世代ごとで実力の差が出る場合があるので、それを見て行く。2009年の有馬記念には4歳馬が1頭もいなかった。有馬記念は例年、4歳馬が強いレースで6連勝中であった。低迷していた4歳馬に代わって勝利したのは5歳馬のドリームジャーニー。この4歳世代は09年のダートGⅠでは2勝できたが、芝では未勝利に終わった。 このように生まれた世代で実力に違いが出る場合もあるので頭に入れておこう。 ダートが得意な世代近年のダート戦では2002年生まれの世代が圧倒的な強さを誇っていた。そんな世代に交代を告げたのは芝で不振であった2005年生まれの世代で、フェブラリーステークスとジャパンカップダートを制した。 秋のダート戦では2006年生まれの3歳世代も活躍し、古馬を圧倒するシーンが相次いだ。両者に挟まれてしまった、03と04年世代はダートで苦戦を強いられている。 8歳馬がGⅠを連勝2009年の秋、8歳馬のカンパニーが天皇賞・秋とマイルチャンピオンシップを連勝し、競馬ファンを大いに驚かせたことは記憶に新しいのではないだろうか。高齢馬によるGⅠ級制覇は39年振りの更新となり歴史的快挙となった。さらに、カンパニーは天皇賞・秋が初のGⅠ制覇だったので、かなりの遅咲きだったと言えよう。 このように現在は高齢馬だからといって勝てないということではなくなってきている。これまではサラブレッドのピークは4歳秋ごろまでと言われてきたが、今後は管理手法や医療の進化により高齢馬でも活躍できるような環境となり高齢馬の快進撃が更に勢いを増すかも知れない。 2012.10.16 Tue 12:51:19 東と西による格差の原因とその特徴先日の記事では東西による厩舎の格差についての概要を説明してきたが、今回はその格差の特徴について解説して行きたいと思う。
格差の原因は坂路か90年代に入ると関東馬の不振が顕在化し、スポーツ新聞などでクローズアップされるようなる。その原因は栗東にしかない坂路コースだと言われるようになる。JRAもこの状況を放置できない状況となり、栗東の坂路コースとは比べ物にならない資金を投入し、栗東から遅れること実に8年、1993年にようやく完成された。しかし、その時にはその優劣は決定的なものとなっていた。 ・坂路コースの格差はダートで顕著 坂路コースは主に競走馬の足腰に筋肉とパワーを付けさせる目的で行われることが多い。パワー重視のダート戦においては東西の不均衡の差は著しく、2010年と2011年にJRAで開催されたダート重賞戦の全17戦のうち、美浦所属馬が1勝しかできなかったのに対し栗東所属馬が16勝と圧勝している。 上位クラスになるほど大規模で高斜度の坂路コースを持つ栗東トレセンの圧倒的優位が目立っている状況だ。 栗東トレセンは水がいい東西格差の一因と言われているのが、水のおいしさである。栗東トレセンは敷地全体に起伏が多く、また地下水を汲み上げて供給しているため水の質が美浦トレセンよりも良いようだ。美浦に所属する厩舎では競走馬の飲料用として業務用の大型浄水器を設置している所もある。 関東馬の栗東留学関東馬の栗東留学とは関東馬が関西のレースに出走するときに、レースの数週間前から栗東トレセンに入厩し、栗東の施設で調教を積んでレースに挑む、強化育成の手法である。 ・栗東留学のメリット 栗東留学は輸送に弱い馬のための滞在競馬や経験の浅い2、3歳馬の強化目的だけではない。栗東トレセンでの調教は能力向上に効果があると考えられている。効果のほどは立証済みで、直後のレースでは結果が出なくても次走また次次走で好走するケースもあるので留学経験には注目したいところだ。 また馬だけではなく、騎手の栗東留学もあり、関東所属の騎手が栗東に長期滞在して調教にも騎乗し、美浦と栗東の違いを肌で感じる試みも行われている。 労働組合の反発美浦は栗東に比べ労働組合の運動が激しく不安定な労使関係が改善されていないことも原因の一つに挙げられることがある。厩務員でも資格を取れば調教に乗れるようになり、そうした厩務員を持ち乗り厩務員という。 調教助手や騎手よりも調教時間をより多く取れるメリットがあるのだが、美浦では労働組合の反発が強くかなかな導入できずにいた。その結果、馬全体の運動量の決定的な不足につながっていると指摘されている。 今回は東西厩舎の格差の原因とその特徴について見てきた。関東の美浦トレーニングセンターが関西の栗東トレーニングセンターに追いやられているのが現状ではあるが、美浦トレセンもこの現状に何もしないで指をくわえて見ていた訳ではない。今後、関東馬の逆襲にも期待したいところだ。 2012.10.15 Mon 12:51:13 西と東による厩舎(きゅうしゃ)の格差このブログでも厩舎についてはある程度の紹介はしてきたが、今回は厩舎の東と西の格差について説明していきたいと思う。今回のテーマはレースを予想するにあたって直接は関係ないのだが、知っておくと競馬の違った楽しみ方ができるのではないだろうか。
馬の一生は厩舎で決まる競馬ファンは競馬新聞を手にした時からレースを真剣に考えるが、馬主や調教師は目標レースを定めた時からレースは始まっている。もっと言えば、競走馬はどこで生まれ、どこの厩舎に入るかで、その馬の一生が決まるため、生まれた瞬間からレースが始まっていると言っても過言ではないだろう。 人間の世界と同様に競馬の世界にも格差が生じており、馬が厩舎を選べないことで見えない壁が存在しているのだ。 東と西の出走は自由度を増している簡単におさらいしておくと、中央競馬在籍の馬のうち、美浦トレーニングセンター(茨城県美浦村)の厩舎に所属している馬を「関東馬」、栗東トレーニングセンター(滋賀県栗東市)の厩舎に所属している馬を「関西馬」と呼んでいる。 基本的には関東馬は関東圏、関西馬は関西圏の競馬場で行われるレースに出走することが多いが、近年では輸送手段の進化により、東西の出走の自由度はかなり高くなってきている。 東と西の設備と人の差・所属している人の数、馬の数はあまり変わらない 先に説明しておくと、西と東の厩舎では西高東低が長く続いている。 規模では2つの馬場を有する美浦が上回るが、所属している調教師、騎手の数はほぼ同じだ。所属している馬の数は栗東がやや多くはあるが、殆ど差はない。西高東低と言われる理由は調教施設の問題、それを使いこなす人間の問題などが東西の差となって表れているのだろう。 ・リーディング調教師 現在の調教師のリーディング10位までを見てみると、10人中8人が栗東トレセン所属の調教師であり、西の強さを示している。リーディング調教師は栗東トレセンに所属している「池江泰寿」調教師で、先日の凱旋門賞にも出走したオルフェーヴルを管理している。 今回は西と東の厩舎の格差について説明してきたが、実際にどのような格差があるかまでは書くことが出来なかったのでまたの機会に詳しく説明できればと思う。今回は西と東の厩舎には格差があるということだけを覚えてもらえれば大丈夫だ。 また、一般の人が馬の普段の様子を見ることはなかなかできないのだが、トレーニングセンターでは調教公開や施設見学などを実施しているので、そちらを利用し馬に素顔を覗いてみるのもよいのではないだろうか。 |