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本馬場入場と返し馬を見る時に注目する箇所

今回は本馬場入場返し馬を見る際に注目したいところを書いていこうと思う。発走の15分位前になると、競走馬たちはパドックから本馬場へとやって来て、返し馬へと移行する。当日の馬の調子は8割はパドックで確認し、残り2割は返し馬で確認するのが良い。

馬の走り方



返し馬では実際に馬の走っている姿を見ることができる。そのため、馬の走り方についても知識が必要となるので、まずは馬の走り方の種類から見ていく。

ダク
ダクとは速歩(トロット)のことで、2拍子のテンポで軽快に弾むように歩くこと。体調が良く、コズミ(筋肉痛)のない馬は高く脚をを上げて軽快にダグを踏む。パドックでコズミが出ていた馬でも何周かすると筋肉がほぐれるので、コズミが解消されれば、普通にタグを踏むことができるようになる。

キャンター
緩やかな駈足(かけあし)の1つで、最も速い駈足はギャロップという。このときの足音はパカラッパカラッと3拍子に聞こえるのが特徴。

ギャロップ
襲歩とも言われる走り方で、もっとも速い状態。レースではこの走り方になる。

走り方は速い順に、襲歩(ギャロップ)>駈足(キャンター)>速歩(トロット、ダク)>常足(ウォーク)のような順番となることは知識として持っておこう。


パドックと返し馬で抜かりなく


パドックと返し馬でしっかりと確認
馬の調子はパドックと返し馬で入念にチェックすることをオススメする。パドックだけでも十分だという人もいるのだが、返し馬で状態が一変する馬もいるため、返し馬での確認も必要だろう。

パドックでの調子の良し悪しの判断は8割までにとどめておき、残り2割はパドックでの状態が維持されているかどうかを返し馬で確認し、最終判断とする。返し馬は基本的にパドックでの判断に念を押す役割だと言えるだろう。

また、返し馬を行わない馬もいるが、そのような馬は調子に問題がある可能性が高いと言って良い。

本馬場入場の見方
本馬場入場は多くの馬が次々と入って来るため、全ての馬を観察することはできない。ここでは、パドックで気になった数頭の馬に絞り、ダクの踏み方や気配の変化を見ていく必要がある。

返し馬の見方
返し馬ではダクから緩やかな駈足であるキャンターへとスムーズに移れるかどうかに注目する。返し馬は時間が少なく、なかなか悠長には見ていられない。そのため、返し馬ではパドックで目を付けていた軸馬か取捨選択に迷った馬に絞って返し馬を観察すると効率が良いだろう。
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歩き方から馬の調子を見極める

馬の歩き方のことを歩様というが、これは好不調を見極める判断材料の一つとなる。馬の歩き方にはそれぞれクセがあるので、酷く乱れていない限り好不調を判断するのはなかなか難しいが、パドックでは注意深く観察してみよう。

踏み込みが深い


踏み込みが深いとは後ろ脚を踏み出す動作が力強い状態。前脚の踏ん張りが効いており、肩や首の動きもしなややかで目も輝いていることが多く、全身に活気がみなぎっていて好調と言えるだろう。

トモの返しがいい


トモとは後ろ脚のことで、これが体重が前方に移動し地面から離れるときに蹄がくるっと後ろを向く状態をトモの返しが良い状態という。この状態は歩く動作が力強くリズミカルで関節の柔らかさも備えているときに見られるので、好調な馬だと言えるだろう。

前脚が地面を離れるのが遅い


これは前脚が地面を離れるタイミングにゆとりがある歩き方で、前脚が長く地面と接しているので後ろ脚は前脚の前方に踏み出されて、前脚と後ろ脚が交差して見える。これは身体の柔軟性が高く調子のいい証拠だろう。

前の馬に追いついてしまう


調子が良い時の馬は、歩くスピードが速く、前の馬を追い越しそうになることがある。しかし、ただ前の馬が遅いだけだったり、小走りで追いついたのでは意味が無いので、このような場合には前を歩く馬の歩調にも注意を払わなければならない。

コズんでいる


コズミとは筋肉痛のことで、調教などの影響でコズミを起こし、歩くと痛いので歩様がギクシャクに見える状態でコズんでいると言う。見分けるときは肩と前脚の動きをよく見ると分かりやすいだろう。慢性的にコズんでいる馬は、コズミが残っていてもそれが軽ければ、割りと好調だと言える。

前脚の踏み出しが悪い


これは肩からつながる前脚の踏み出しが悪いため、肩の出が悪いという。原因は肩がコズんでいるためで、前脚が伸びず歩幅の狭いちょこちょこした歩き方になってしまう。ただし、パドックを周回することで筋肉がほぐれ、返し馬ではコズミが改善されることがあるので注意したい。

歩幅が狭い


これはちょこちょこと歩き、小走りの状態になることで、その馬がもともと持っている癖ならば問題な無いが、コズミだとすれば後ろ脚の踏ん張りが効かない。また精神的に余裕がなく落ち着きがないのであれば、不安材料の一つとなる。

前の馬に離されていく


ゆったりと歩くタイプの馬の場合は歩様がスムーズであれば問題ない。しかし、コズミ気合い不足イレ込みが原因で、歩様が悪く進み方が遅く前の馬との間隔が開いてしまう状態であれば不安材料と言える。

立ち止まってしまう


パドックで周回している途中に勝手に立ち止まって、厩務員に促されてようやく歩き出すのは気合いが不足しているか、初めての競馬場で物見している状態だろう。コズミが酷い可能性もあるので、レース直前の状態としては不安が残る状態だ。
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毛艶から馬の体調を見極める際のポイント

前回の競馬基礎編ではサラブレッドの毛色を紹介したが、今回の記事ではどのうような毛艶が良くて、どのような毛艶が悪いのかについて書いていきたいと思う。

馬の毛艶とは人間で言うところの肌つやのようなところで、馬も人間と同様に体調の良し悪しが毛艶となって現れる。体調が良い時の毛艶は滑らかで光沢を帯びて見えるが、体調が悪い時はくすんで皮膚が厚ぼったく見える。しかし、毛艶の見え方は天候などにも左右されるため、見極めが難しいので注意が必要だ。

毛艶がいい=状態がいい


毛艶がいいとは毛並みがそろっていて、しっとりとしてつややかな状態のことを言う。滑らかで薄い皮膚から筋肉の躍動が伝わってくるような張りがあるとかなり良い状態だろう。毛艶が良い馬は体調が良いと言える。

毛艶が悪い=体調が悪い可能性


毛艶が悪いとは毛並みが不揃いでボサボサしてくすんでいるように見える状態のことを言う。冬には冬毛が生えるため毛艶の判断が難しくなるが、春から秋にかけて毛艶が悪い馬は体調を崩している可能性が高い。

黒色の毛が輝いて見える


黒っぽい色の毛が生えている、黒鹿毛、青鹿毛、青毛などが太陽の光を反射してピカピカに見えることがあるが、これは毛艶がいい状態と言える。しかし、これらの毛色は芦毛に比べると輝いて見えがちなので、多少割り引いて見る必要があるだろう。逆に言うと、芦毛の馬で毛艶が良く見えたら、それはかなり調子の良い状態と言える。

斑点がある


腰のあたりに斑点のようなものが出ることがあるが、これは特に毛艶がいい時に馬の体の表面に浮き上がるもので、この銭形の斑点が出ている馬は体調が良いと見て良いだろう。芦毛や鹿毛といった毛色の馬は、他の毛色の馬に比べて斑点が確認しやすいので、芦毛の体調を判断する際の材料として、覚えておこう。

冬毛がボサボサしている


馬も他の動物と同じように冬になると寒さに耐えられるように冬毛が伸びてきて、毛艶が悪く見える。牝馬に比べて牡馬の方が冬毛は伸びにくいので、冬毛が伸びていている牡馬は体調を疑った方が良いだろう。また、冬毛が伸びてボサボサしている牝馬は冬を越すための皮下脂肪を蓄えている可能性が高いので、競走するための体とは言い難い。

体毛を剃っている馬


ヨーロッパなどから日本に来日する馬の中には体毛を剃っている馬がいるが、これは皮膚に刺激を与え、新陳代謝を促している状態である。そのため、体毛を剃っていから良いとか悪いとかは特にない。最近では日本の厩舎でも体毛を剃ることがあるが、これは調教後に体を洗った時に乾きやすくするための意味がある。

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それぞれの馬が持つ毛色の特徴

今回は馬の毛色について見ていきたいと思う。毛色はレースの予想に直結するような項目ではないが、競馬を見る際の知識として持っておいて損はないだろう。

現在、毛色の種類は栗毛、栃栗毛、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛の7種類に白毛が追加され8種類に分けられている。この毛色は親から遺伝する。最も多いのは鹿毛で、栗毛、黒鹿毛がその次に多い。白毛は突然変異で誕生したと見られていてその数も極端に少ない。

栗毛


鹿毛と並び最も一般的な毛色の一つで、広い品種の見られる毛色で、サラブレッドの4分の1を占める。短毛は黄褐色で金色に近いものから赤褐色に近いものまで様々。白っぽい長毛はススキの穂に似ていることから、尾花栗毛と呼ばれる。代表馬はテンポイント、テイエムオペラオー、ダイワスカーレットなどがいる。

栃栗毛


短毛は黒みがかった褐色で、鹿毛に近いものからチョコレート色のものまで様々。鹿毛などの毛色と混同されることがあるが、四肢と他の部分で黒さに差が無いことから区別することができる。長毛の色は短毛に近いものから白っぽいものまでいる。代表例はサッカーボーイなどがいる。

鹿毛


最も一般的な毛色で、草原で走る馬を思い浮かべたときの毛色は恐らくこの色だろう。短毛は赤褐色だがカラートーンの明暗は幅が広い。栗毛とは違い、長毛と四肢の下部が黒くなるので判別できる。代表例はディープインパクト、ウォッカなどがいる。

黒鹿毛


短毛は黒味がかった赤褐色で、鹿毛に近いものから黒味がかなり強いものもいる。青鹿毛との区別が比較的難しいので、区別しない場合もある。目の周辺やわき、ひばら、下腹などは褐色で他の部分より明るく、脚先やちょうもうは黒い。代表例にはナリタブライアン、ブエナビスタなどがいる。

青鹿毛


全身が黒っぽく眼や鼻の周辺などにわずかに褐色がみられる。ほとんど黒色に見えるが、青毛と比べると若干ではあるが明るい。黒味の強い黒鹿毛とはかなり区別が難しい。代表例にはサンデーサイレンス、マンハッタンカフェなどがいる。

青毛


短毛、長毛ともに黒く全身真っ黒で、毛艶がいいと漆黒に光り輝いて見える。出現率はサラブレッドとクォーターホースで1%以下と珍しく、季節によっては黒鹿毛や青鹿毛と良く似ているため間違われやすい。代表例にはシーザリオなどがいる。

芦毛


白や灰色の毛と黒っぽい肌が特徴で、生まれた時は鹿毛や栗毛などのように見えるが、成長すると共に徐々に白くなっていく。完全に毛が白くなっても肌は黒いままなので、唇などの毛が薄いところでそれが分かる。代表例にはオグリキャップ、クロフネなどがいる。

白毛


全身の白い毛とピンクの肌、黒もしくは茶色の目が特徴。芦毛などとは異なり、生まれた時から真っ白であることが多い。日本では1979年にハクタイユーで初めて登録が認められた。突然変異で生まれた白毛からも、白毛遺伝子は遺伝するが、遺伝的な仕組みについてはよく分かっていない。代表例にはユキチャンなどがいる。


今回取り上げた毛色についてはレースとは直接関係のない項目ではあったが、毛色ごとの特徴を知ることで馬の状態判断に役立つので知識として持っておこう。
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馬体の仕上がりを見て、馬の好不調を見極める

前回まではパドックでどのように馬を見ていくかを書いたが、今回はどのような馬が仕上がった馬なのかということについて書いていきたい。

仕上がりと言うのは馬の体のデキ具合のことで、筋肉の付き方、体の大きさ、毛色など個体差があり、これがいいとは一概には言えない。しかし、仕上がった馬の傾向はあるので、しっかりと覚えておきたい。そして、その馬の過去と比べることで仕上がり方が分かる

下腹の線が重要


好仕上がりの下腹の線は、鞍をくくりつける帯の腹帯から後ろの線が緩やかな丸みを帯びつつ、自然に股下へとせり上がって行くのが良い状態だ。この線がたるんでいると太め、丸みがないと細めと判断できる。

丸みを帯びている


体重を落としきれていない太め残りと紙一重で判断が難しいのだが、必要な筋肉がついていて全身がほど良く丸みを帯びた状態が好ましい。小柄な馬や華奢な牝馬がふっくら見えるのは調子が良い証拠だと言える。

大きく見える


パドックで一回り大きく見える馬は注目した方が良い。馬体重がそれほどでもないのに一回り大きく見える場合は気合いがみなぎり、力強く歩いている証拠で、馬の状態が良い。

究極の仕上げ


必要な筋肉だけを残し、これ以上絞ったら細めに転じてしまう、ギリギリの状態で究極の仕上げと言える。厩舎サイドのレースに掛ける意気込みが感じられる仕上げ方だが、これは走ってみなければ、吉と出るか凶とでるかは分からない。

太く見える場合は不調


下腹の線が緩んでいたり、尻が大きく見えた場合は休み明けで調教が足りておらず、不調の可能性が高い。もともと尻が大きい馬などもいるので馬体重を確認し、その馬の過去と比べる必要がある。

腰や背中に余分な肉


馬の体を後ろから見た時に、背骨を挟んで肉が左右に盛り上がっている場合は明らかに太めの証拠と言える。この場合はパドックでの足取りも重く、気合いも不足していることが多いので注意が必要だ。

後ろ脚が長く見える


後ろ脚がやけに長く見え、細めの状態のことを腹が巻き上がるという。この場合は連戦の疲れで体重が減っており、見た目にも力強さが不足しており、レースでも踏ん張りが効かないことがあるので注意が必要。


今回は仕上がりの見極め方について書いたが、大切なのは好走した時の馬の状態を覚えておき、その状態と今の馬の状態がどう変化しているかを比べることだ。
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